前回(第4回・前編)では、フラれる理由その1として、「お見合いしてみたら『なんか違う』となった」ケースをお伝えしましたが、今回はその続きです。
■ フラれる理由その2/あなたへの興味はあったけど、もっと好きな人ができた
「せっかく内定を頂いたのですが(御社にも興味はあったのですが)、非常に悩んだ末、他社に入社することになりました」
書類選考合格や最終面接の連絡をしたタイミングなのかに、選考辞退の連絡が…。
そう、ライバルに負けたケースです。
求職者が転職活動をするとき、多くの場合、複数の企業に並行して応募しています。その企業だけを単願で受けているケースの方が珍しいでしょう。その中で比較検討した結果、「あの会社よりこっちの会社の方が、自分が求めているものに近い」と判断されれば、自社は選ばれません。
「条件は似ているけど、あっちの会社の方が給与等の条件が良かった」
「同じくらい興味があったけど、あっちの面接官の方が熱心に口説いてくれた」
「最終的には、より自分のやりたいことに近い仕事内容だった別の会社を選んだ」
「ごめんなさい。あなたじゃなくて、他の人を選んだの」
自社に興味を持ってもらえていたのに、最終的に他社に持っていかれた。これはある意味、一番悔しいパターンかもしれません。
「うちより良い条件の会社に行かれたら仕方ない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、条件だけで負けているとは限らないのです。
「自分が得たいもの、解消したい不満をより強く満たしてくれそうな会社を選んだ」という話であって、必ずしも給与や福利厚生の絶対値で負けたとは限りません。
その応募者が重視していたポイントに対して、「当社は、あなたが求めているそれを満たすことができる!」と伝えられていたか。面接の場で、採用プロセス全体で、「ぜひ、うちに来てほしい」という熱量を持って口説けていたか。「当社なら、あなたを満たせるぞ!」という魅力を、訴求ポイントを、その応募者のニーズに刺さる言葉で伝えられていたか。
ここが勝負の分かれ目になっていることが、実は非常に多いのです。
■ 結局、すべてのズレに共通する答えとは?
第1回から今回まで、一連のズレポイントをお伝えしてきました。
ツチノコ探しのズレ
ラブレターの届け方のズレ
求める内容のズレ
そして、相思相愛になれないズレ
これらすべてに共通する答えはひとつで、『自社を起点とするのではなく、採用したい人財側を起点とした考動』です。
自社が採用したい人財から、『他ではなく、この会社に入れば、自分が得たいものが手に入る!』と思ってもらえるかどうかが重要で、これに尽きます。
求職者は、労働条件の希望を満たしてくれるか、今の職場で感じているマイナスの感情を解消してくれるか、大部分はこの2つを求めて転職活動をしています。すべての求職者からではなく、自社が採用したいと思っている人財から、「この会社だ!」と選んでもらえるかどうかであって、自社が採用したい人財起点の考動なのです。
では、他ではなく自社を選んでもらうために、何が必要なのか?
それは、3C分析を通じて自社の立ち位置を正確に把握しながら闘うことです。しつこいようですが、こちらの3C分析についての記事も参考に。
「うちの会社には、大手と違って大した強みなんてない」と思っている経営者や人事担当者も、3C分析をしてみると、「このターゲットには、うちはこういう点をアピールできる!」という発見があることが少なくありません。
闇雲に採用活動を続けるのではなく、まず自社の立ち位置を把握する。そこから「勝ち戦」の採用活動が始まります。
そして、申し遅れましたが、当社はそんな企業のご支援が得意なのです!
ブログを読んで終わりではなく、ぜひ『お問い合わせ』という実行動を!
