参加したイベントや交流会等で、経営者や管理職の人たちとお話しする機会があり、人財採用について話題に出てくる内容を書くシリーズの第4回目は、第1回目の「どんな人を採用するかについて」と似た内容にはなるのですが、“どんな人”の部分となる採用基準について書いてみます。
第1回目では、多くの経営者や幹部職の人たちからは、「どのような状況になっても柔軟に対処してくれて、継続的に自社の業績を向上させてくれる人財が欲しい!」と言われることが多いと書きましたが、他にもこんな内容が出てきます。
・チャレンジ精神や向上心のある人
・求める役割を担ってくれる人
・成長志向の人
・自ら行動できる人
・責任感がある人
・周囲と協力しながら…
・最後まで諦めず、粘り強く…
・物事を論理的に、ロジカルに…
・素直で、明るく、真面目に…
などなど、これ以外にもいろいろな言葉や表現があり、期待する役割や任せるポジション等のレベル感によって表現は変化するのですが、なぜこれらの要素を求めているのかと聞くと、結局その後につながる言葉は、『結果を出してくれる人が欲しいから』というような意味合いに帰結していきます。
では、なぜ上記のような枕詞がいろんな表現になって出てくるのかについて、もう少しツッコんで聞いてみると、「こういう部分が欠けている人は困るよね。これがないと採用してから苦労する。」と、皆さんのこれまでの労務トラブルなどの苦労経験・採用失敗経験から、その表現につながる理由や背景が出ていることがあります。
確かに、弁護士や社労士が書くブログでも、「問題社員の対処法」といった労務トラブル関連の情報発信は多く、「当事務所へお任せください!」といった売り込みはたくさん出てきます。当社でも自社の従業員を募集する際に、「〇〇を理解できている人じゃないと厳しいなー。」とか、「せめて、〇〇の素地や姿勢は求めたい。」のように、“必須条件(ないと不採用)”としての最低基準を検討する際には、お恥ずかしながら過去の苦労経験や失敗事例を元にしていることが多いです。
もう一つの目線は、すでに社内で活躍している人物を基準に、「(従業員の〇〇さんのように)こういう能力や経験がある人だと良いよね~!次もそんな人財を採用したいよな~。」という観点から出てくるケースがあります。そりゃ~、採用するなら同じように活躍してくれる人財が欲しいとなりますね。参考にですが、こちらの目線から出てくる条件の場合は、“必須条件”とするよりは、“望ましい条件(あったら加点するよ)”とされた方が良いですね。
「うちの会社にはそんな高いレベルの人からの応募なんてないから、せめて社会人として当たり前のことができれば十分なんだけどね~」なんていう会話も続き、良き人財を求めているのはどこの企業も同じですね。
