参加したイベントや交流会等で、経営者や管理職の人たちとお話しする機会があり、人財採用について話題に出てくる内容を書くシリーズで、今回は「求める人財をどうやって集めているのか?」についての続きで、第6回目その2をお届けします。
前回の最後に、こんな選択肢に分かれるという話をしました。
1.今いるフィールド(利用しているサービス内)で勝てるように努力する
2.別のフィールド(別のサービス、もしくは別の手段)を利用する
さて、どうしましょう?
結論から書くと、『1か2かのどちらか一方を選ぶ』というよりは、予算や割ける工数等の許される範囲で、「1と2の両方を取る」が良いと思います。チャネルミックスというやつですね。
まず「1」の選択肢からですが、その前に確認が必要です。今闘っているフィールドで勝てるようにする以前に、そもそも『今のフィールドが自社に合っているのか?自社が闘うフィールドはそこか?』をもう一度確認してみることをお勧めします。
前回の記事で、
現在はどうやって集客しているのかという話になると、結局多くの企業では、「世間的に有名で、実務担当者や決裁する上司も知っていて、安心できそうな手段やサービスを利用している」というケースが大半です。
と触れましたが、その選択した手段やサービスには、自社が集客したい、採用したいと狙っている人財(ターゲット)がどれくらい存在するのか、という点です。
“世間的に有名で、実務担当者や決裁する上司も知っていて、安心できそうな”という点が重要になるのですが、「自社が採用したいと狙っている人財(ターゲット)が一定数存在するサービスだから、自社へ集客できる可能性も高そうだよね~」であれば問題ないのですが、ズレを起こしている企業の場合、ターゲットがいる/いないの観点ではなく、「知らないサービスだと、何か不安でしょ。だから、まずは大手が提供しているサービスだと安心だよね~」みたいな、ある意味保身的な観点で選んでいることがあるのです。
もちろん、多くの求職者が知る有名な手段・サービスであれば、そこに多くの求職者も集まりますので、求職者と出会えるチャンスやアプローチできる機会も多く得られそうです。
ところが、ここで気を付けたいのが、実現させたいのは求める人財を採用することなので、『多くの求職者に認知されている有名なサービスかもしれないが、そこには自社が求める人財(ターゲット)はどのくらい存在するのか?』を忘れてはいけません。
闘うフィールドが間違っていたなんてことが起こり得ますし、「1ではないですね」なんて話になったりしますが、この話をすると、「そこまで調べずに利用していたわ…」という反応は意外に多いです。
鯛を釣りたければ、淡水である琵琶湖には居ません(鯛は海水魚)。
では、闘うフィールドは間違えていなかったという前提で次へ進みますが、自社とマッチしている手段・サービスを利用している場合でも、「釣り(採用)は得意で、競争相手よりも釣れる実力(ノウハウ)はあるか?」という問題もあります。
採用マーケットという大きなフィールドを釣りに例えてお話ししますが、その漁場の中で、採用強者である大手や有名企業と求める人財を奪い合う試合をするわけです。さらには、同じような人財を求めている競合他社との直接対決だけでなく、人材会社というこれまた専門家集団が、同じ漁場内で、貴社が求めている人財へ先にアプローチして(釣り上げて)、貴社ではなく他の競合他社へ紹介しようと虎視眈々と狙っているのです。
「釣り(採用)をやるのは今回が初めてです!」だと、百戦錬磨の競合に負けてしまいますし、「やったことはあるし、現在もやっている」としても、競合に勝てる腕前かどうかですね。同じ漁場の中で、競合に勝てない場合は『釣れない(求める人財を採用できない)』という結果が続くことになります。
ただ、その漁場で競争に勝てないのは仕方がない部分もあります。一般的に、採用マーケットにおいても営業や販売活動と同じで、求職者からの認知度や好感度が高い企業が有利な世界ですから。でも、求める人財と出会い、採用するためには、選んだ漁場(採用戦線)の中で勝たなければならないのです。
そうなのです。勝たなければならないのですが、残念ながら多くの企業では『釣りはやってはいるが、漁場で釣れるやり方をやっていない(採用マーケットで勝てる闘い方をやっていない/知らない)』ので、釣れない、採用できないという結果なのです!
ちなみに、釣りを例に挙げて書いていますが、私は釣りをやったのは小学生の時くらいで詳しくはないのです…。なんで釣りを例え話に使ったんやろうか。
話を戻して、仮に、「2」の別のサービスや手段を選択する場合でも、次の移ったフィールド内でも猛者との試合が待っているので、やはり闘えるノウハウや体制が必要になってくるんですけどね…
このような話をすると、「え…そうなの…」とか、「言われてみれば、たしかにね…」みたいな、あれ?ハッキリ言い過ぎたかな…の空気になることも。
ここからは「2」の選択肢に入っていきますが、それはまた次回に続きます。まさか「その3」まで続くとは思っていなかったでしょう?引き続き、お付き合いください。
