前回の記事で、当社が何を一番大切にしているかについて具体的に書きました。それは、「充実していたいね。幸せでいたいね。」ってことでした。う~ん、もう前回の記事で長々と書いた意味がないレベルの簡易なまとめ方…。
当社では、さらにその実現手段についても『考え方と動き方(考動指針)、その優先順位』として定めていまして、以下の図を使って一つずつ説明していきます。
その前に、ちょっと堅い話をします。
私たちは貨幣経済の時代を生きていますので、何かを手に入れたければ、それを持っている相手とお金という貨幣を使って交換します(提供してもらいます)。時にはお金を介さず物々交換したり、プレゼントする/されることもありますが、多くの場合に貨幣が介在します。ということは、手に入れたいモノがあれば、お金が必要になる。しかも、より多くのお金を持っている人の方が何かと手に入れやすいときたもんだ。
全てを自給自足するか、多くを求めないとか、有り余るほどのお金を持っていれば別ですが、最低限のお金がないと生きていけないし、欲しいモノも手に入らない世界というかルールの中で生活していますので、何とかしてお金を手に入れようとします。その方法として、会社はお客様にモノを売ったり(買ってもらったり)、サービスを提供したり(利用してもらったり)という商売、事業活動を通じてお金を手に入れ、多くの人は会社で働き、お金を手に入れると。会社というのは、この商売を皆で集まって行う場所ということですね。
前説が長くなりましたが、ここからが当社が重んじている考動指針と優先する順番の話です。
お金は天から自然と降って湧くモノではなく、お客様が払います。お客様に払ってもらいたければ、お客様が欲しいモノやサービスを提供して喜んでもらう必要がありますし、お客様が欲しくなるモノやサービスを創り出さなければなりません。そして、モノやサービスを創り出しているのは人です。
ということは、考動する順番はその逆なわけです。
まずは図の赤色部分からスタートで、ある分野が得意な人(プロフェッショナル)が集まって、お互いの得意分野を活かして協力し合い、オレンジ色部分のお客様に喜んでもらえるモノやサービスを生み出し、提供する。その結果として、青色部分のようにお客様は喜び、「ありがとう」の感謝の言葉と、謝礼としてのお金を払ってくれるので、緑色部分のように会社にお金が入ってくるわけです。そして、対価として受け取ったお金(=会社として皆で協力して手に入れた果実)を皆で分け合う、というサイクルを回す流れです。
図の上部分は自分たちの考動であり、下部分は自分たちの考動の結果で得られる対価です。下部分の対価が少ないということは、上部分の自分たちの考動が間違っているか、不足しているということです。下部分を増やしたければ、上部分を正しく増やすしかありません。自分たちが、正しい考動をたくさん実行するしかありません。
このサイクルを正しく、たくさん回し続けることで、会社は持続し、安定成長します。そして、その会社という組織に所属する従業員個人にも、持続的・安定的に果実が分配されるのです。そう、会社というその組織に集まった一人ひとりの正しい考動量の合計が、その会社や個人が得られる対価として返ってくるのです。
この考えや順番は、当社の目的を実現するために、間違ってはいけない当社のあるべき正しい仕事の進め方を表しています。あなたの大切にしたい価値観とも重なり、違和感はないでしょうか?