当社のカジュアル面談や面接時に、応募者から質問される内容について書いていくシリーズの最終回となる8回目は、それほど質問頻度は多くないのですが、「将来的に、従業員にはこうなって欲しいとかがあれば教えて。」といった内容です。
確かに、「入社したら私は何を求められるんだ?こやつはどんなことを考えている経営者なんだ?」と、入社する側からしたら気になる内容の一つでもありますね。
では、回答します。
まずの前提として、『個』としてありたい姿や目指したい姿は個人の自由であって、相手に強制する/されるものでもないと思っています。また、すでに自分自身のありたい姿や目指したい姿を持っている人も居れば、まだ描けていなくて探している人も居るでしょう。「ありたい姿なんてないし、考えたこともないよー」という人も居るかもしれませんし、個々の状況や価値観は様々ですからね。
でも人は、他人からの評価が気になってしまい、どう振舞えば良いのか、何が正解なのか、ということに悩むものなのです…。
一方で、『共通の目的や目標に向かって複数の人が集まり、事業を前進させて儲けていく必要がある会社』においては、「当社ではこの考えやスタンスは外さないでね」とか、「当社ではこう振舞って欲しい」とかの、『組織』としての軸というかルールみたいなものがあるので、個人としての自由な部分が一定程度制限されます。制限というと大げさですが、組織として考動する時はその組織としての振る舞いが求められるという感じでしょうか。TPOってやつですね。
前置きが長くなりましたが、『組織』という観点、会社や仕事の目線から言うと、『当社が実現したいコトを、一緒に実現してくれる人財』になってもらいたいです。というか、そうでないと困ります。
当社が実現したいコト(ありたい姿)は、『顧客貢献を通じて、会社は明るい未来へ上昇中』であり、かつ、『当社に集まった個人は、仕事もプライベートも充実している』状態です。そのために会社として必要な収益(得なければならない果実)があるのです。
前回の「評価が高い従業員」や以前の「当社の評価制度」等の記事でも書いていますが、組織として実現したいコトを、年度毎の事業計画等に落とし込み、その実現度を評価制度に基づいて評価しています。さらには、その評価と「当社の報酬制度」を照らし合わせながら、得られた収益(果実)を分配していますので、組織としては当然に、『当社が実現したいコトを、一緒に実現してくれる人財』となるのですが、これは分かりやすいロジックですね。
一方で、仕事の範囲を超えて『個の人間として』という大きな話だとすると、あくまでおせっかいとしての個人的な意見となりますが、『死ぬときに後悔することなく、毎日をイキイキ、ワクワクと過ごせている人』になってもらいたいです。
あくまで私がそう想っているだけで、個々の従業員が同じように想っているとは限りませんし、想いや答えは多様にあるでしょうから、個々によっては違うでしょうね。そこは同じである必要もなければ、押し付けるモノでもないですし。
というか、私自身が『死ぬときに後悔したくないし、毎日イキイキ、ワクワクな人』であり続けたいだけなんです。そして、日々の生活をするためにもお金が必要だから、悲しいかな日々仕事をしなければならないのです!
もし、仕事以外でお金が入ってくる手段を持っているから生きていけるとか、お金が有り余って困っているとかであれば、無理して働かなくても良いのですが、私も皆さんも、生きていくためのお金が必要なので、働かないといけないわけで…。働かざるもの食うべからず!ってか…。
そうであるならば、私は、働くこと(仕事)も生活のワンシーンであり、自分の人生の一部なので、どうせなら『自分の考動で、生き生き(イキイキ)と楽しく(ワクワク)する』ほうが良いと考えています。
死ぬときに後悔することなく、『仕事も、生活も』毎日をイキイキ、ワクワクと過ごせるようにするためには、仕事においては、同じ方向・目標を向いて取り組める組織や仲間と働いた方が楽しいし、顧客や周囲から感謝されたら嬉しいので、充実するよな~と思っています。
ただ、ここで間違えてはいけないことで、重要な点は、「楽しく働ける、良い会社を探している」とか、「感謝される仕事がしたい(探している)」ではなく、「自分自身が、皆と一緒に楽しく働けるように考動する」であり、「自分自身が、世の中や顧客のためになる、感謝される仕事のやり方をする」なのです。
毎日をイキイキ、ワクワクと過ごせるかどうかは、結局はその人自身の考動の結果だからです。果実を得たいのであれば、相手や世の中に求めるのではなく、まずは、自分の考動を変えることからですね。
以上のことから、とても良い質問ですし、大切な内容なので2度言いますが、
・会社や仕事目線で言うと、『当社が実現したいコトを、一緒に実現してくれる人財』になってもらいたい。
・仕事の範囲を超えた個の人間として、という大きな話だとすると、『死ぬときに後悔することなく、毎日をイキイキ、ワクワクと過ごせている人』になってもらいたい。
応募者から質問される内容について書いていくシリーズの最終回はこんなところでお開きとさせていただこうかと思いましたが、次回の『おまけ編』で最終回となります。
