今回は、業績賞与について書きます。
『業績賞与』の文字通り、当社では業績によって変動する賞与です。業績が良ければ賞与が支払われますし、一定以上に良ければ賞与額も増えます。一方で、業績が一定以下で良くないのであれば、賞与額は減っちゃいます。
最善の結果に向かって皆で考動し、得られた果実を分配するのですが、得られた果実は、まずは毎日を安心して暮らせるように、毎月の給与として分配することが最優先です。そして、さらにプラスで得られて残っている果実を、業績賞与として皆で分け合うという具合です。
こんなことを書くとガッカリするかもしれませんが、賞与は必ず支払われるとも限りません。組織として得られた果実が少なく、業績が一定以下になって悪ければ、皆に分配できる果実(原資)がないわけなので、毎月の給与として分配することで精いっぱいとなり、賞与までは払えないなんてことも起きるのです。
そうならないためにも、毎月の給与だけでなく、業績賞与分も含めた果実を皆で手に入れなければならないのは言うまでもありません。
では、この業績賞与の分配方法がどうなっているかについてですが、これまた評価制度で獲得した、業績賞与算定期間(1箇年分)における獲得ポイントを元に決めていて、以下の図を使って説明します。

AさんとBさん、Cさんの3名分の総獲得ポイントから個人への分配率をはじき出し、業績賞与原資を案分すると。ざっくりとした簡易説明ではありますが、なんとなくのイメージはつかんでいただけたでしょうか?
業績賞与原資(組織として得られた果実)が多くなるほど、また、個人の年間獲得ポイント(あと一歩、もう一歩で良い結果を出す)が多くなるほど、個人の賞与額(個人として得られる果実)も増える仕組みです。
『継続的に出た結果』は、年収の基礎的ベースとなる月額給与(基本給)に反映させますが、『短期的に出たプラスの結果』は、業績賞与として還元する制度にしています。
ちなみに、当社の業績賞与は9月支給(年1回)です。
