当社の報酬制度 基本の考え方編

当社の報酬制度を紹介する前に、当社の報酬に対する考え方を説明します。

報酬制度とは、『組織として得られた果実を皆でどう分けるかの分配ルール』だと考えています。例えば、3人で協力して10個の果実を手に入れられた場合、「Aさんは5個で、Bさんは3個。そして、Cさんには2個を分配する」といった具合に、誰が何個受け取れるのかを決める際の決まり事というわけで、この分配方法を決めておかないと、もめますよね?

では、どのような内容なのでしょうか?すべては開示できませんが、概要がイメージできるように説明します。

当社の報酬ですが、例に挙げたような果実(現物)を支給するわけではありませんのでご安心ください。賃金という名の『お金』を分け合うわけですが、当社では大きく以下の三つで構成されています。

月額給与:毎月支払われる、いわゆる給与のこと
割増賃金:時間外手当、深夜勤務手当、休日出勤手当で、いわゆる法定手当のこと
業績賞与:会社業績と連動する成果報酬型の賃金で、いわゆる賞与のこと

まずは月額給与についてですが、当社では基本給のみです。次に、残業したとか深夜労働した等の割増賃金に関する法定手当はありますが、月額給与以外で毎月固定的に支給される手当はなく、営業職や製造職などの職種によって支給される職種別手当もありません。とてもシンプルです。また、フルリモート(在宅勤務)で通勤という概念もないため、通勤交通費といった手当もありません。業務の関係で外出した際の移動交通費は立替精算しますのでご安心を。

基本給がいくらの額になるかは、等級制度によって設定された等級毎の給与レンジ内で、各自の給与額を設定しています。以下の図を用いて説明すると、例えばR1とかR2という等級があって、それぞれの等級毎に、『基本給:下限〇円~上限〇円』と、レンジ(金額の範囲)が決まっています。採用時には、どの等級の役割を担うポジションかをベースに、皆さんのこれまでの経歴等を加味して基本給が決まるという具合です。

等級制度についてはまた別の記事で触れようと思っていますので、ここでは詳細を割愛しますが、当社では、『同一労働・同一賃金』の基本原則にのっとり、年齢・性別・国籍・雇用形態等に関わらず、同じ役割を担うのであれば同じ等級に格付けされ、同じ給与レンジが適用されます。また、入社何年目だから、何歳になったから、といったような年功で基本給が決まったり、昇給することもありません。

では、どうやったら昇給する(基本給の金額が上がる)のでしょうか?
それは、次の記事で!