当社の評価制度は、以下の3つを評価対象としています。
①:皆で分け合うための果実を、どのくらい得ることができたか?
②:その果実を得るために、どのくらい顧客に貢献したか?
③:①と②を実現するために、どのくらい考動したか?
今回は、①の業績評価について書きます。
業績とは、売上や費用、利益等の経済的対価のことで、事業活動の最終結果である『業績』にどれだけのインパクトを与えたかを評価対象としています。
この業績評価では、自身の個人目標を、売上をUPさせる目標や費用を削減する目標等の経済的価値に置き換えて数値化し、その達成度や前年対比等にて定量評価します。自分の業務は、業績のどれにインパクトを与える内容なのか、業績のどの部分の改善に取り組むのかを考えながら、具体的な目標に落とし込みます。
また、目標を立てる時は、「何をやるか?」だけでなく、「どのくらいやるか?」と数値化することも必須としています。これは評価制度全般に共通しているのですが、目標の内容(何をやる)だけで終えず、必ず到達点(どこまでやる)を数値化することにしています。
これは、評価する側もされる側も、お互いにどこまでやったらOKと言えるのかの判断基準を明確にするためです。
10個やったらOKなの?10日以内にやったらOKなの?と、判断基準を設けておかなければ評価もできませんし、評価される本人もどこまでやったら評価されるのか、何をもって評価されたのかが不明瞭となってしまいます。
反対に、判断基準が数値化されていなければ、何をもって評価しているのでしょうか?「あいつは朝早く来て、夜遅くまで頑張っているからな。」とかで、上司から気に入られた方が評価は高くなるのでしょうか?
判断基準が曖昧であればあるほど、評価する側が恣意的に操作できる余地も多くなるので、当社では数値化まですることで、恣意的な部分の排除に努めています。
