スカウトサービスとは、企業から求職者に対してDMが送れて、直接アプローチを行うことができる採用サービスのことで、ダイレクトリクルーティングと呼ばれる手法の一つです。TVCMを流していることもあって、有名なスカウトサービスもいくつか存在します。
求職者にとっても、企業から直接アプローチが来るので、自身の市場価値を認識しやすくなる、効率的に転職活動を進められる、そして、より良い条件の企業と出会える可能性がある等のメリットがあります。
以前の『募集手段の多様化に、企業は追い付けていない?』の記事の「求人広告」の部分でも紹介していますが、近年はスカウトサービスを利用する企業も求職者も増えています。では、多くの募集手段が存在する中で、企業側はどのような理由や事情があって、スカウトサービスを選択することが多いのでしょうか?
よく耳にする2点を挙げてみました。
まず一つ目は、今の募集手段のままでは、満足のいく応募者を確保できないという事情から。
求人広告に掲載したが求める人財からの応募がない、もしくは、先日の[人材会社から、候補者の推薦が減っている?]の記事でも書いたように、エージェントから候補者の推薦がなく、複数のエージェントにも依頼してみたけど満足のいく推薦がない状況であると。どうにかして応募者を増やす必要があるが、このままでは現状は変わらなさそう。であれば、今の募集手段で応募が来るのを待つのではなく、自ら動いて応募者を確保しにいこうじゃないかとなって、スカウトサービスを選択されたケース。
二つ目は、採用費用を削減しなければいけないから。
従来はエージェントを主とした募集手段だったが、採用成立時にエージェントへ支払うエージェントフィー(人材紹介手数料)が高額なので、採用コストを削減するためにスカウトサービスを選択するケースです。エージェントフィーは、一般的には『入社者の初年度理論年収×〇〇%』を払う必要があり、以前は30%程度だった時期もありますが、今や35%、40%と提示されることも多くなり、職種によっては100%なんて場合もあって高騰しています。
一方のスカウトサービスは、採用成立時に支払うことになるフィーは『入社者の初年度理論年収×15%程度』の価格帯が多く(利用開始時に初回契約金等が発生する場合もあり)、エージェントフィーより安価で済むことが多いため、スカウトサービスを選択すると。
今回挙げたような、またはそれ以外も含めた複合的な事情や理由から、スカウトサービスを利用する企業は増えています。
どうにかして、応募者を獲得しなければ…と。
ただ、スカウトサービスを利用したからといって、満足のいく応募者を確保できているかどうかはこれまた別の話で、これまで『求人広告に掲載したら、あとは応募者を待つ』、『エージェントに依頼したら、候補者が推薦されてくるのを待つ』という待ちの進め方をしてきた採用担当者が、いきなり『自ら求職者のデータベースを検索して、一人ひとりの経歴情報を確認しながら、その求職者に興味を持ってもらえるような文面にしたラブレターを、1通ずつ送信する』ということを行うには、あまりにもノウハウや時間が足りないのが実情です。
ノウハウもしくは時間が足りない場合に起こる事としては、『自ら求職者のデータベースを検索するが、検索結果に出てきた求職者全員に、テンプレートで用意された横並び文面のDMを、一斉送信する』となってしまい、DMを受け取った求職者からは興味を持ってもらえず、応募がない状況も変わらない。
なかには、『自ら求職者のデータベースを検索して、一人ひとりの経歴情報を確認しながら、その求職者に興味を持ってもらえるような文面にしたラブレターを、1通ずつ送信する』のですが、“返信がない”、“返信があっても応募につながらない”、“応募もあったけど求める人財ではない”ことの方が多いので、「苦労の割には効果がないな…」となってしまいます。
そして、利用する企業が増えている一方で、「スカウトを打つ時間がなくて、今は使っていません」や、「以前にスカウトもやってみたけど、効果が出なかったので止めた」となる企業も増えているのです。
ハンバーガーにポテト、シェイクも全部セットで食べたい日もあれば、ナゲットだけ食べたい日もあるんです。
そうなんです。だから当社は『スカウト業務のみ』の単品もご用意しています。
さぁ、画面右上にある「お問い合わせ」ボタンをポチっと!